一周回ってハードワーク歓迎な時代がやってきた?〜6月メールメッセージ#1

みなさまこんにちは。

みなさまの職場は、たとえば5年前に比べて

「働きやすく」なったでしょうか。

私自身、さまざまな組織で研修テーマ

として、ワークライフバランスや働き方

についてお話させていただくことが多い

のですが、ここ2年くらい、現場の変化を

特に感じます。

いわゆる働きやすさに対する施策や制度が

「あって当たり前」「運用されて当たり前」

という社会にようやくなってきた

ということです。

 

以前は、「そういう状態が理想だとわかって

はいるけどなかなか難しいよね」という

雰囲気の職場が多くありました。

が、コロナ禍を経て数年経ち、明らかに

こうした施策があるのが当然、ない組織は

どこか問題あり、という空気感になってきた

ことを感じます。

 

一方で、いわゆる昭和型の「ガッツリ働く」と

いうことが再び望まれるという動き

(多少揺り戻しのように見える)があることも

事実です。

 

みなさまは、こうした状況に対して、どのように

感じていらっしゃるでしょうか。

今の所、自分の仮説は

「働き始めてから数年は、本人が希望すれば

時間を気にせず仕事に没頭できる環境が

あった方がいいのでは」

ということです。

 

体を壊すまで残業しまくって働いた方が

良い、ということでは決してありません。

心身の健康を守る働き方をする、という

ことはもちろん大前提。

その上で、この働き過ぎを防ぐベースが

社会に出来上がった今だからこそ、

成長したいと思う人には思い切り働く

ことができるようにしても良いのでは、

と思うのです。

 

昭和な時代は猫も杓子も長時間労働当たり前

でしたが、今の時代、それを防ぐセーフティ

ラインは名目上だけではなく、社会の常識

として形成されつつあります。

たとえば出産で退職を余儀なくされること

も減り、介護や病気に直面しても働き続ける

ことができるよう組織が対策を考えるように

なってきました。

 

人生が長くなり選択肢が増えてきている今、

仕事へのコミットメントの仕方は人により、

同じ人でもタイミングにより異なるわけです。

したがってここから先は、個々人がその時

置かれている環境と自分の希望によって、

働き方や働く場所を選択できるような

社会になっていくのではないでしょうか。

 

そのためには働くときに、会社と自分は

たとえばこの一年、あるいはこの先三年

どうしたいのか、等を交渉することが大事に

なります。

いよいよ、キャリアの手綱を自分で真に

握り、責任を持つ時代に入ってきたとも

言えるわけです。

 

そのあたり、どう考えるか、あるいはどう

組織と交渉したら良いのか・・・

ここから先、個々具体的なお話についての

キャリア戦略や働き方のご相談、

弊社サロンでぜひ、いかがですか。

 

次回開催が決定しました。7月26日(土)午前です。

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雨の季節に入ってきましたね。

どうかみなさま、体調に気をつけて、素敵な

一日をお過ごしください。