有事のセルフマネジメント処方箋〜3月メールメッセージ#1

*本日は通常と異なり公開としております。

みなさまこんにちは。

寒さが緩んで穏やかな気候とは裏腹に

毎日、厳しい社会情勢が続きますね。

私自身、社会人になってからの四半世紀で

災害、パンデミックに加え、今回のような

戦争という危機に直面をするとは・・・

という思いでいます。

 

こうした不安に呆然としてしまう、という

のが正直なところですが、それでも安心して

暮らしていきたいもの。

今日は、そのために必要な準備の話

そして

2年前パンデミック開始時にこの

メッセージで書いた言葉を

再度、お伝えしたいと思います。

 

例えば新規ビジネスを始めようとする際、

組織の中にいる場合は特に、決裁権者や

周囲のメンバーは新規案件には慎重になる

もの。大丈夫なの?という不安もあります。

その人たちを説得するために、例えば

3本ほどシナリオを作ったりしますよね。

悲観・通常・楽観シナリオの3本です。

 

多くの場合、人が不安になるのは、この先が

見えず、想像できないから。

正解は誰も持っていない、でも、なるべく

どんな状況になっても対応できるような

準備はしておきたい。

そういう場合には、過去や現時点から考えて

(フォアキャスティング)、上記の3本の

シナリオを作り、そこで想定した出来事に

備えるための準備をします。

 

もう一本、

気持ちが明るくなる準備をするとすれば

「○年後はこんな状態になっていたい」

という“ありたい姿”を思い描いて、それを

実現するためにどうするか、という

バックキャスティングの手法で描く

計画でしょうか。

 

社会情勢、ご自身の事業や組織を取り巻く

環境はどうなっていて欲しくて、そこで

一緒に働く人たちがどんな表情で、

どんな仕事を一緒に楽しみながら

進めているか。

そのために今から自分ができるようになる

べきこと、他の人にお願いすること、

繋がっておきたい人、等々楽しみな準備も

色々出てくると思います。

 

そして、その上で。

2年前の4月、2通目のメッセージで

皆さんにお送りしたお話を再度、

お届けしたいと思います。

「ネガティブ・ケイパビリティ」

という言葉です。

 

当時の文章を一部、以下にそのまま載せます。

「論理を離れた、どのようにも決められない

宙ぶらりんの状態を回避せず、耐えぬく力

のことを言います。

(19世紀の詩人キーツが兄弟に宛てた手紙

に書いた言葉です。)

 

どうにも動きようがないという現在のような

状況から逃げることなく、且つそうした

現実からは目を逸らさず、どうすべきか考え

続ける、判断するための情報を集め続ける。

いわば『宙ぶらりん』な状態を受け入れる

ということです。」

 

おそらく、シナリオを作っても、

その通りに行動できずに宙ぶらりんな

状況になることも出てくるかも

しれません。

 

しかし、そうした中でもこれまでの経験、

自分で描いた複数のシナリオ、

そしてネガティブ・ケイパビリティを心に

携えて、毎日できることを積み重ねていく

ことで、必要以上に動揺せずに安心して

暮らしていけるのではないでしょうか。

 

 

深呼吸して、未来へのシナリオ作りと

マインドセット、再度チャレンジして

みませんか?

 

それでは本日もどうぞ素敵な1日を

お過ごしください。

 

*ネガティブ・ケイパビリティについては

以下の書籍がおすすめです。

 

帚木蓬生著『ネガティブ・ケイパビリティ

答えの出ない事態に耐える力』

朝日新聞出版(2017)